アナログな部分
中学、高校のときからパソコンを扱う授業が当たり前にあった世代だから、アナログなことにしばし戸惑うことがある。
最近はとくに便利になっているので、もっとハイテクになってよ!と思う。
その一つにペーパーレス化の進捗状況の違いがある。
「書類を届けてきます」という作業をせずとも、ファイルで送信するのが当たり前に思うので、「資料を取りにきてください」と言われたときはちょっと戸惑う。
お客さんならもちろん行くが、そうでない関係のときはとくに。
元データをそのまま送ってくれれば良いのに、無いならスキャンして送ってほしいと思う。
セキュリティや個人情報保護の観点から、デジタル化できない事情がある場合はしょうが無いが、「なぜわざわざアナログにするの?」と不思議に思ってしまう。
ポケベルを鳴らしてコールバックさせていたこともドラマの中の話のイメージなので、電話に関しても「それはメールで良いのでは?」と思うことがある。
数字の聞き間違いや「言った」「聞いてない」の問題にならないから、メールで送っておいて、確認で電話させれば良いと思う。
書類を届けるついでに、用件を伝えるついでに、雑談をしながら情報交換をしたり、コミュニケーションを取ったりと、アナログ時代には人との接点も多く、メリットもあったと思う。
でも、それが不便だと思っていたからデジタル化に力を注いだんだと思う。
ファックス離れも次第に進んできていて、「送った」「届いてない」に不便を感じていた人がいた結果だろう。
スキャンしてメールに添付で良いと思う。
こういった考えには世代ごとに異論がたくさん出ることは分かっているが、どこかでデジタル化しなければいけないのだから、私たちの世代が成し遂げたい。