実家で過ごした時間

実家に暮らしていた頃、学校や職場から帰って、夕飯作りの手伝いをすることがたまにありました。
料理が苦手な私ですから、手伝いと言っても、些細なことしかできませんでしたが。

私は、料理を作る母の隣で、学校や職場であった出来事を話すのが好きでした。
不思議なもので、居間にいる時よりも、台所にいる時の方が何だか話しやすかったように感じます。
母としては口よりも手を動かしてほしかったことでしょうね。
話題の多くは、その日にあった出来事だったのですが、将来の夢の話も良くしていました。
そこから喧嘩に発展することもあったように記憶しています。
しかし反対に考えれば、身体的にも精神的にも、それだけ近いところにいたと言うことなのですよね。
親元を離れ、連絡もたまにしかできていない今となっては、あの頃がとても懐かしく感じて仕方がありません。
今でこそこんな風にしみじみと思うことができるのですが、実家に暮らしていた10代~20代前半の頃は毎日が反抗期でしたから、何だか毎日プリプリしていたように思います。
何という勿体ないことをしているんだ、と昔の自分に言いたいものです。
それだけ、家族と過ごした時間と言うのは、私にとって貴重な、価値のある時間でした。
現在住んでいる場所から実家までは遠く離れている為、帰省をすることもなかなか難しいのですが、帰った時は小さな小さなものになってしまうでしょうが、恩返しがしたいな、と考えている今日この頃です。

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