子供の好奇心

自分に子供ができてから、子供の学習能力と言うのは、何とも凄いものがあるなと感じるようになりました。
誰に教わったわけでもなく、大人が話している口元を一生懸命に見て、一語一語覚えていくのですよね。
赤ちゃんの、あの何とも言えないカタコトの言葉は、本当に可愛らしく、愛おしく感じます。

そう言えば小さな頃は、何に対しても好奇心が沸いていたように感じます。
大人のすることをとにかく真似したくて仕方が無いのです。
特に母親のすることにはとても興味を持っていました。
母が料理をする姿を見ておままごとをし、お化粧するところを眺めて口紅を塗りたくったり、と良いことも悪いこともしてきました。
そうして母の背中を見ていたせいでしょうか、少し大きくなって、ごくごくたまになのですが、嫌々ながらも夕飯の手伝いをするようになったのです。
手伝いと言っても、母にとっては仕事が一つ増えたようなものだったでしょうね。
小さな頃にできる手伝いと言ったら数は少ないですから、半分は遊んでいて、母の作業の邪魔ばかりしていたことと思います。
しかし、何事もそうして興味を持って経験することで、色々なことを覚えるようになるのでしょう。
失敗を繰り返しながら、ちゃんとできた時の嬉しさは、何ものにも代えがたいものがありますよね。
学校の先生が言っていた言葉だと思うのですが、「何度も間違えた問題はずっと覚えているもの。」と。
何ともその通りだなぁと大人になった今、大きく頷いているところです。

宇宙の話

私は子どもの頃から宇宙に関する話が大好きで、小学生の頃は図書館で関連する本をよく読んだものです。
自分が大人になるような頃にはもっと宇宙に対する調査が進んでいるのではないかとワクワクしていました。

しかし現状を見ると残念ながらかつての自分が思い描いていたようには宇宙に対する調査は進んでいないように思えます。
確かに細部では大きな進歩と呼べるような部分もあります。
遥か昔に打ち上げられた宇宙探査機が太陽系を抜けようとしているという話には心躍るものです。
とはいえ火星にすら人類は到達しておらず、異星人のような未知の生命体との遭遇もありません。
SFやファンタジーの中では簡単に登場してくれる彼らですが、こと現実世界となるとそう簡単には登場してくれないようです。
UFOやミステリーサークルなどの目撃例は数多いですが、それだけでは流石に判断に困ります。
異星人の存在の是非はさておいても、それでもいずれ人類が宇宙に進出していくことは間違いないでしょう。
残念ではありますがそれが今ではなかったということだけなのです。
いずれ人類が到達するだろう宇宙の話を聞くといてもたってもいられなくなってしまうこの性格。
今まで意識したことはありませんでしたが、宇宙に対する好奇心というのは一種の趣味であると言ってもいいかもしれません。
趣味と言えばお金がかかる趣味も少なくはないでしょうが、単に宇宙の話を聞くだけでワクワク出来るというこの趣味。
我ながら実にコストパフォーマンスの良い趣味を持ったものであります。

«
»