求職活動

高校を卒業した私は暫くの間、求職活動に苦労したものでした。
当時の私は、昔からの夢の為に別の仕事をする、と言うことに迷いを感じていました。
そのせいで、なかなか仕事先が見つからなかったように記憶しています。

そんな甘い考えでいたものですから、せっかく決まったアルバイトのお仕事も長続きせず、決まっては辞め決まっては辞め、と言うことを繰り返していました。
今考えると、本当にダメなスタートを切っているなぁと感じます。
その後、長年の夢であった職業に関する専門学校へ通い、自分の中で踏ん切りがついたところで、ようやく落ち着いて求職活動を再開したのです。
地元へ戻ってからは、求人広告やインターネットの求人を眺める日々が続きました。
色々なお仕事の面接へ出かけましたが、そう簡単には決まらないものですよね。
そんな時、旧人広告を見ていて、良く見る一文がありました。
「経験者優遇」と言う箇条書きです。
仕事探しに躍起になり、何度が不採用と言うお達しを頂いた後だったので、気持ちが卑屈になっていたのでしょう。
「じゃあ、未経験者はずっと未経験のままなの?」と、何だか悲しい気持ちになったものでした。
企業側としては、即戦力となる人材が欲しいと言うのは理論上分かっているのですが、マイナスからのスタートだった私には、チクチクとした小さなダメージを与えられた思いでした。
それから何度か面接を受けた末、ご縁のあった会社に、契約社員として入社させてもらいました。
あの時は面接を何連敗かした後だったので、拾ってもらえた時は本当にありがたかったのを覚えています。
面接を何度も受けたことにより場慣れしたこと、履歴書や職務経歴書を繰り返し書いたことで自分自身を省みることができたのでしょうね。
何度目かの面接以降は、気持ちにも余裕ができていたように思います。
このような経験を通し、仕事が未経験であることを気にして面接に臨むより、自分に自信を持って、長所をどんどんアピールすることが大切なのだなと感じました。

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