青春時代の部活動での悔しい思い出

バスケット部だった私は今でも部活の厳しさを覚えています。
先輩後輩の厳しさもあり、さらに練習の厳しさもありました。
もう、同じ部活の友達は「同志」とも言えるくらい自分を励まし、時には叱咤激励をし合って成長できたと思います。

その部活の練習の中で、斜め懸垂、腹筋がありました。
基礎体力に重点を置いていたコーチは本当に筋トレや持久走が好きで練習メニューの中には必ずボールを触る前に組み込まれていました。
私は腕の筋力がなかったため、斜め懸垂が非常に苦手でした。
5本くらい横並びしている鉄棒に10名くらいずつ斜め懸垂をして数を数えていくのですが、必ず私が一番最初に脱落していました。
みんなは軽く50回は超えるのですが、私はもう20回を数える頃には腕がヒクヒクしてきます。
隣にみんなが実際にやっているので見えるのですが、一緒にやっていても頑張れないのです。
コーチには「まだやれる!頑張れ!」といつも声をかけてもらうのですが、その声も虚しく…結果はいつもびりでした。
腹筋、背筋などは標準的なのですが、本当に腕の筋肉がない私。
数を数える同志からも「またビリになっちゃぞ!」と厳しい言葉を受けるのですが、本当に脱落者の1号でした。
今でもこれほど覚えているので、どうしようもない自分にその頃はこりごりしていたと思います。
脱落する瞬間はいつも涙を流したいような気持になり、根性のない自分に情けなくなりました。
私は今でも二の腕は細く、筋肉は全くないのですが、その同志達に今会うと「あのころ鍛えすぎて、この太い腕が憎らしい!」と言っています。
人それぞれ悩みは違うものだと私は今さらながら実感しました。
確かにたくましい腕の持ち主になった同志達。
どちらがよいかわからなくなった私はとりあえず脱落者1号でもいいことはあるんだなと救われた気分になりました。

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