高校時代

私の高校は、専門的な勉強ができるクラスが数組ありました。
その中で私は、食品に関する知識を学ぶことのできる、食物科というクラスに通っていました。
三年間、食物の勉強をし、ゆくゆくは調理師の資格を取得できると言う、今考えると結構特別な学校だったと言えるのではないでしょうか。

授業は座学だけではなく、調理実習のような実技も週に何度か組み込まれていましたね。
調理する料理の種類も様々で、一般的な家庭料理から始まり、和食・洋食・中華と色々な調理の仕方を経験できました。
教えてくれる先生もその都度変わり、旅館の板前さんからレストランのシェフまで様々な講師の先生がいらしたことを覚えています。
普通の高校に通っていたら、なかなか経験することが無い貴重な時間だったなぁとしみじみ感じますね。
二年生になると、三年生の先輩と一緒に調理をする、集団給食という実習があったのを覚えています。
確か、何人かの先生や、何クラスかの生徒100人分の食事をほぼ一日がかりで作ったのではなかったでしょうか。
普段の生活をしていたら使用することの無いような大きな釜、大量の食材を目の当たりにして、圧倒されたのを覚えています。
文化祭の季節になると、お客さんに販売する用のお菓子を作ったりもしましたね。
放課後に自主的に残り、中心になっているクラスメートの手伝いをすることもありました。
そう言えば、文化祭が近くなると一日中お菓子ばかりを作っていたように思います。
当日、その日のために作っていたお菓子類が完売したことを耳にすると、何だか嬉しい気持ちになったものでした。
料理が苦手な私ですが、調理をすることの楽しさを知ることができたのは、この高校に通っていたおかげなのかもしれませんね。

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