横文字
私がテレビをボーっと見ている時のことですが、偉い人達の言っていることが理解できないことがあるのです。
もちろん、私の知識不足と言うのが大部分を占めているのですが。
何年か前から、初めて聞くような横文字を使って演説をしているのを見ていて、「それって、どういう意味なの?」とはてなマークを浮かべていました。
その後のニュースキャスターの説明がなければ、意味不明なまま終わっていたことでしょう。
最近はそう言った横文字を使っての議論をすることが多く見られますが、、私としては分かりやすい日本語で話してほしい!と切に願います。
難しい言葉であっても、日本語であれば、言葉の羅列、雰囲気で何となく理解できると思うのです。
ところが横文字になってしまうと、言葉自体は覚えてはいるものの、意味までは理解できずに終わってしまうのですよね。
ただでさえ馴染みのない理論的な話題であれば、なおの事です。
少し興味があって見ていても、知らない横文字が出てきたら、途中から理解できなくなってしまいますから。
せっかく良いことを言っていても、相手に伝わらなければ意味が無いのではないかな、と思うのです。
馴染みのない話題に興味を持ってもらうために、もっと簡潔な言葉で分かりやすい議論をしてもらいたいものです。
と、屁理屈ばかり言うのではなく、少しでも興味を持ったことならば、自分でも面倒くさがらずに調べれば良いのですよね。
こんなことを悶々と考えていながら、自分のものぐさな性格を棚に上げて、屁理屈ばかり言っていてはいけないなぁと反省しました。
仕事で外国人に英語でインタビュー
外国語に関わる中で、良かった事は自分の知識がさらに増えていく事です。
英語の語彙力や文法力が増えるだけでなく、文化や考え方の違いに触れ、吸収できる環境にいられる事で新しい物の捉え方ができるようになりました。
いかに自分が狭い世界の凝り固まった概念にとらわれていたか、わかります。
逆に失敗した事は、誤解が生じた事です。
仕事で移動していた際、ある外国人親子が新幹線の非常停止ボタンを押し、JRの社員と揉めている場面に遭遇しました。
聞くと、荷物を車内に置いた瞬間にドアが閉まり、乗れなくなったためパニックを起こしボタンを押したそうです。
JR職員からは遅延により多額の費用の請求が発生する可能性があると伝えられたため、その話を外国人親子にした所、大パニックになりました。
大事故を起こしたように伝えてしまった事は語弊がありました。
翻訳、通訳に必要なのは的確な内容の把握と、レスポンスだと、実感しました。
外国語を学び、使う事は相手を知り、己を知る事です。
相手の知識、概念、文化など自分の範疇を超えた新たな世界が広がる可能性を持っています。
そして、伝えるために自国の文化や概念を対象物として引き合いに出す機会が必ず訪れます。
翻訳や通訳ではそれらを通して、自分の中のフィルターに引っかからない新たな発見が多々あります。
こうした場面では常に勉強をし、吸収しようとする事が求められます。
それらができるようになれば、自然と知識が増え、充分な翻訳、通訳ができるようになるでしょう。
言語は文化や時代と共に日々移り変わります、そのため常なアンテナを張り巡らせて、ニュース、新聞、雑誌やインターネットの情報をチェックする必要があります。