映画との出会い
独身の頃は、仕事帰りに映画を見て自宅に帰ると言う、ちょっとした贅沢をしていました。
仕事が終わる頃の時間帯だと、平日と言うこともあり客足もまばらで、映画に集中することができるのが気に入っていたのです。
今はレディースデイやファーストデイ、レイトショーなどの割引があるので、その日、その時間に合わせて映画館へ足を運べば、お財布にも優しいですからね。
私がわざわざ映画館まで赴く理由は、最新の作品をいち早く見たい!と言うのもさることながら、あの大きなスクリーンに映し出される迫力の映像と大音量と言ったところでしょうか。
自宅でゆっくり気兼ねなくDVDを観賞するのも好きなのですが、映画館で観るとまた一味もふた味も違うのですよね。
集中しすぎて、作品の中に引きずり込まれることも多々あり、映画館だったと言うことにハッと気付いた時、何だか気恥ずかしい気持ちになったものです。
私が観る映画は洋画邦画問わず、ジャンルも様々なものを観ていました。
ただ、何でもかんでも見ていると、当たり外れと言うのは当然あるわけです。
ある映画をCMで見て、好みの映画だなぁと思い、観に行った時のこと。
途中まではストーリーに引き込まれていたのですが、ラスト間近になった頃、話が急にSFチックになり、何だか急いで仕上げたのかなぁと言う最後だったのを覚えています。
その時は思いっきり消化不良のまま、映画館を後にしたわけですが。
しかし、世間からB級映画と評価されている作品であっても、自分の肌に合うものは何度見ても面白いものです。
映画評論家のような目の肥えた方の意見は的を射ていますが、実際に自分でその作品を知ろうとしなければ、自分のお気に入りには出会えないと言うことでしょうね。