友人のお土産のボディークリーム
久々に会った友人から、凄くステキなものを頂きました。
彼女は海外に住んでいる女性です。
帰国した際に、とてもロマンチックな香りがするボディークリームを頂いたのです。
お香のような香りで、少し甘い感じ。
色はパープルで見ているだけでもうっとりしてくるようです。
結婚してから、女性であることよりも母親であることや妻であることの方を優先してきました。
気が付けば立派なおばちゃんになっている私。
そういうもんかなと思っていはいたのですが、香りマジックと言ったところでしょうか、友人から頂いたボディークリームを使っていたら、もう少し女性らしい生活を送りたいなと思うようになりました。
とは言ってもたいした違いはありません。
ただ、見た目だけでなく動作や言葉遣いなんかも、もう少し女性らしく気を付けたいなと思うようになったのです。
自分でもがさつだと分かっているので、この際本気で気を付けて世間でいうところの「エレガント」を目指してみようかなと思いました。
美しい唇になりたかったら、美しい言葉を話しなさいと言ったのは誰だったでしょうか?
現在私は、その美しい唇を手に入れるべく頑張っています。
香りは、本当に不思議なパワーを持っているなと思いました。
こんな風に気持ちが変わるなんて思っても見ませんでした。
友人が家に着いた頃、お礼のメールをしました。
あなたのおかげで、私は大切なことに気が付いたんだよ、今エレガントなおばちゃんを目指しているんだよと。
彼女からの返事のメールには、それならまた来年帰国する時に買ってくるからでした。
女友達はやっぱり良いもんですね。
蛍烏賊について
私の大好きな焼き鳥やのメニューに、蛍烏賊の黒造りなるものがある。
焼き鳥やだけれども、蛍烏賊なのである。
しかも、旬の時期であろうがそうでなかろうが、関係なくある。
確実に長期保存方の瓶詰めタイプであろうことは、容易に想像がつくが、興が冷めるのであまり考えないことにしている。
そんな蛍烏賊の黒造りだが、初めて食べたのはここ最近の話しだ。
私はもともと魚貝系が得意でなかったので、蛍烏賊なんていうリアルなものは好んで手をつけなかった。
それがどういう訳か、人が持ってきてくれたお土産の黒造りは、何の抵抗もなく食べられたのである。
おそらくは既に適度に入っていたアルコールの力と、お土産と言う環境のなせる業であろう。
それまで私が見て知っていた蛍烏賊が、かなりはっきり目が白くなっているボイルタイプしかなかったこともあり、まるで墨汁のなかに浮かび上がった潜水艇のような彼らはいつもよりもリアルさが軽減されていた。
だから分からぬまま食べられた、というのもある。
そんな訳で、初めてそれを食べたわけなのだけれども、それがまたあまりに美味しかったので衝撃を受けた。
私は今までこんな美味しいものを敬遠していたのか。
と、それまでの時間を悔いた。
それで、もう蛍烏賊は克服したものと思って、今度は家でボイルされたやつを酢味噌で食べてみた。
全然好きではなかった。
結局、蛍烏賊で食べられるのは相変わらず黒造りだけであったが、それでも随分進歩したな、我ながら感心しているのである。