モデルになりたかった私

小さな頃から目立つのが大好きな私。
「周りから浮く事は上等、浮いてなんぼ」
そう思って生きてきました。
目立つのが好きですから、ファッションに目覚めるのも早く(母がアパレル通でしたし)、
マニキュア、ペディキュアを始めて塗ったのは3歳だったと思います。

そんな私の幼い頃からの夢はズバリ「モデルになること」。
当時、着せ替え人形がメジャーになってきた時代だったので、その影響もあると思います。
「着せ替え人形になりたい。」とずっと思っていました。
大人になった今でも「痩せたら読者モデルになってやる!」と密かにおもっていますがね。
そんなおませさんな私が夢を諦める出来事がありました。
母からモデルの食生活について聞いたことがきっかけでした。
母曰く、
「モデルさんはね、お洋服をキレイに着こなす事が大切なお仕事なのよ。
だから、大好きな食べ物も我慢して食べないようにして、太らないようにしているの。
あなたにできる?」
出来るはずがありません。
生まれながらの食いしん坊な私なのですから。
幼心に「自分の性格では無理だ」と思ったのでしょう。
それから私の夢は変わりました。
しかし「モデルになりたい」という夢に再び火がつく事があったのです。
学生時代のファッション雑誌との出会いです。
その雑誌では、プロのモデルではない「読者モデル」が活躍していて、
本業は学生だったり、アルバイトだったりするというのです。
「なんとか読者モデルにスカウトしてもらいたい」と思った私は、
地方から毎週日曜日に原宿や渋谷に出かけていたものです。
結果は、残念。
スカウトされることは無く、現在は地方の田舎で穏やかに過ごしています。

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