電化製品好きな彼との買い物
カメラを購入した友人を見て、どうしても私もカメラが欲しくなりました。
別に写真が趣味でもないのにわたしはいつもこうなのです。
人が買うと私も欲しくなってしまうタイプなのです。
そんなことをぐちぐち言っている私に彼が「仕方なく」買い物に付き合ってくれると言ってくれたはずだったのです。
電化製品の好きな男性っていっぱいいるらしいのですが、私の彼もそのうちの一人。
前回のデートの時に次回カメラを見に行こうと言われ、私はそう言われたのが嬉しくて、それだけで満足して、どんなカメラがよいのか、どういう機能が欲しいのかを全く考えたり調べたりしていませんでした。
実際にお店に入ると「あれ?カメラ好きだっけ?」と思うほど、彼の知識は溢れんばかりに出てきます。
もう私の方がびっくりしてしまいました。
この1週間でよくここまで調べてきたなぁ…と隣で感心していると、「で、こっちとこっちどっちがいいと思う?」と尋ねてくる彼。
彼の言っていることが半分以上理解できていない私は、どうやって彼に自分の思いを傷つけずに伝えることができるのかと悩みました。
でも、彼も私の表情を見て、私の理解度があまりにもないことに気付き、一から説明してくれました。
確かに彼のお勧めの商品の方が人気があるし、使いやすそうでした。
でも、私の考えていた予算よりはるかにオーバーしていたのです。
伝えづらかったのですが、この商品を選べない理由がそれ以外に見当たらない私は彼に思い切って話してみました。
すると、彼がその分を出してくれると言ってくれたのです。
もうこれから電化製品を買う時には毎回彼に相談しようと思ってしまったくらいで、本当に電化製品の好きな男性っているんだなと思いました。