最高のプレゼントをいただいた私の志
娘と息子がいる母親の私と主人がいる妻の私、そして仕事をしている社会人の私がいます。
この3人の私は激しく性格が違うように思います。
みんな誰でもそうかもしれないのですが、社会人の私は激辛です。
もうこの仕事をして15年になりますが、会社の中でも「古株」になりました。
今までいろんなトラブルがあったのですが、その度に上司は私を引き連れて勉強させてくれました。
そして、今では私がトラブルの対応をするようになりました。
部下もいますし、私の中では今までの「経験」が大きなスキルの一つです。
でも、結婚してまだ10年、親になってまだ6年の私は妻として親として未熟者。
仕事でどうしても学校行事とぶつかり、子どもに可哀想な思いをさせては…と自分の親に頼みこんで私の代理で学校行事に参加してもらったこともあります。
また主人に至っては、仕事で私が統括になった仕事の打ち上げがあり、どうしても抜け出せず、主人の誕生日を祝ってあげられませんでした。
幼い子どもたち、そしてまだ10年しかたっていない主人と私の結婚生活。
どうバランスを取っていいのか分からず、私は何度仕事を辞めようと思ったことでしょう。
でも、その時いつも家族が私を応援し、理解してくれました。
そんな私ですが、もうすぐ仕事を辞めることになりました。
それは義理の父親の介護が理由なのですが、私自身変な話、すごくこの時を待っていました。
自分が社会人、妻、母親業に負けて、何かを諦めたと思いたくなかったのです。
そして、体の弱い義母が私に義父の介護を頼ってきた時にやっと肩の荷が下りました。
この介護は義父から、義母からの最高のプレゼントだと思って、快く引き受けさせていただきました。
今まで家族のために犠牲にしてきたことを今から補うことはできないかもしれませんが、今度は妻として親としてそして嫁として頑張っていきたいと思います。