スマートなゲームの進め方

昨今のスポーツでは個々の運動能力だけでなく、頭を使った頭脳プレーでも勝利を勝ち取っていますよね。
やはり文武両道が強さの秘訣でしょうか。
運動も勉強も苦手な私には、程遠い四字熟語と言えます。

そう言えば、中学時代の体育は体を動かすだけでなく、教室で教科書を開いて勉強することもありました。
教科書には、バレーボールやバスケットボールのルールだとか、テーピングの仕方、応急処置の方法なども載っていたように記憶しています。
テスト期間になると、運動全般が苦手な私にとって、実技の他に学科試験もあることが憂鬱でなりませんでした。
今思えば、テストで点数を稼いでおけば、何ら問題なかったようにも感じますが。
テスト勉強のために、取り敢えず教科書を開いて眺めては見るものの、苦手なスポーツのルールなんて頭に入っていかないのです。
分かり易いようにイラスト入りの説明文が入っているのですが、私にはどれも同じ動きをしているイラストにしか見えず、頭を悩ませたものでした。
テストのために詰め込んだ知識なので、授業でそのスポーツをしたときには、そんなルール全く頭に残っていないわけです。
がむしゃらに体を動かして、ヘトヘトになっていましたね。
そんな時、ふと周りを見てみると、運動部の子はキレのある動きをしていたのですよね。
もちろん、普段から体を動かしているので、体力があると言うのもありますが、ルールや流れを理解しているからこそできる、スマートな無駄のない動きをしているわけです。
その授業がある時は彼女たちに頼りきりだったのを覚えています。
と言うのも、普段からそのスポーツに携わっている彼女たちの教え方はとても分かりやすく、試合中も的確な指示をくれるので、運動が苦手な私でも何とか動き回ることができたように記憶しています。
体を無駄に動かして、体力を消耗させるより、ルールを理解し、流れを読み取ることでスマートにゲームを進められるのですよね。
私は、これも一種の頭脳プレーかな、と考えています。

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