素ッピンの買い物に懲り懲りした私
28歳というこの歳になっても、私は毎週冒険をしてしまいます。
それは、素ッピンで買い物に出かけると言うことです。
28歳はもうお肌の曲がり角を過ぎた年齢だと自分でもわかっています。
でも、ちょこっとの買いものくらいいいじゃないかと思う自分もいます。
眉毛はメイク前とそんな変わらないほど生えているから大丈夫だというおかしな自分の中でのラインがあり、それをクリアーしているから近所のスーパーに買い物するくらいなら…と思っています。
そんな私が先日驚くことがあったのです。
いつも通り買い物に出かけようと思ったのですが、花粉症の私はマスクをし、花粉症用の眼鏡をかけました。
そして、いつものように買い物に出かけたのです。
そのスーパーは魚が新鮮で、いつも私はお刺身を買っていました。
その日も夕飯に食べるお魚を選んでいる時にふと視野に入ったものがありました。
怪しい人影だったのです。
魚売り場は鏡の様な反射するディスプレーで、いつもは気にしなかったのですがこちらに変な人が私を見ているのです。
「あぁ…私の素ッピンがおかしかったのかな…。」、私はそんな気持ちでその人の反応を無視することにしました。
でも、私をじっと見ているのです。
もう耐えきれなくなった私は鏡に向かってじっと見ました。
するとそこには帽子、眼鏡、マスク、ダサい服を着た自分が映し出されていたのです。
その瞬間、他にも人がいたのに私は大きな声を出して笑ってしまいました。
まさに変質者に見えた自分。
傍から見たらゲラゲラ一人で笑っている私は余計変質者だったと思います。
でも、それからは素ッピンで出歩くことがなくなった私、いい勉強になった出来事でした。