コンタクトレンズ
黒目を大きく見せることができる縁取りタイプのコンタクトレンズが一般化している。
一昔前は、カラーコンタクトレンズと言っていた。
しかし黒目にちょうど被るくらいの大きさで、色を変えるという目的だったため、茶色や緑、グレー、ブルーが多かった。
現在一般化している縁取りタイプは、黒か深い茶色だ。
日本人の黒目の色にぴったりと合うようなカラーリングになっている。
一つのブランドからだいたい3色程度発売されている。
ファッション誌に登場するモデルやテレビで活躍するアイドルたちも軒並みこの縁取りタイプのコンタクトレンズを着用している。
よく「あのアイドルは昔と顔が違うから整形だ」と噂されたりするが、同性から見ると、単にコンタクトレンズとアイメイクを変えているだけなのだ。
目を整形手術して大きくしたように思えるくらい、縁取りタイプのコンタクトレンズは顔の印象を変える。
ただ、いくつかデメリットもある。
まず、レンズ自体の質が、通常の透明なコンタクトレンズより劣ることだ。
酸素を透過するものや、涙を引き寄せて乾燥を防ぐものなど、コンタクトレンズは高価格帯のものは機能性がある。
ドライアイや乱視でも快適に使えるように日々進化しているのだ。
しかし、縁取りタイプのコンタクトレンズは、今の所どのメーカーもレンズの質にこだわりが見られない。
いかに大きく黒目を見せるか、という点にこだわっているためなかなか改善されない。
技術的な問題なのかもしれない。
もう一つは、目が合わないことだ。
縁取りタイプのレンズを付けている人がこちらを見ていても、こちらの耳辺りを見ているように、目線がずれているような印象を受けるのだ。
だから、接客業をしている人や営業をしている女性は付けるべきではない。
目を合わせない人は信頼性に欠けるからだ。
日々進化しているレンズ、この辺りまでクリアしてくれると良いのだが。