自動車の運転

普通自動車免許を取得してから、早十数年が経ちましたが、私は未だに車の運転ができていません。
年々、ペーパードライバー暦が更新されていく一方です。
一年間に何度、車に乗れたら便利だろうなぁと思い耽っていることでしょう。
なかなか行動に移すことができない自分を情けなく感じています。

まだ実家で暮らしている頃、車に乗れなくても自転車に乗ればいいじゃない!と変に開き直り、自転車で突っ走っていました。
しかし、自転車にも限界はありますよね。
特に困るのは買い物です。
何も考えずに大量の買い物をした後、移動手段が自転車だったことを思い出した時の、あの疲弊感と言ったらありません。
家までの長い道のりを片手運転で進むのに必要なものは、根性と筋力、と言ったところでしょうか。
また、地元は冬になると雪が降るような地域でしたから、通勤中など、悴む指先に息を吹きかけながら、バスを待ったものでした。
そんな時に、あぁ車に乗ることができたらなぁと考えるわけです。
しかし、すでに十数年の時が経ってしまっているせいで、車幅の感覚や、ハンドルの動かし方など、基本のキも恐ろしく感じている始末。
こうなったら、自動車学校のペーパードライバーコースへ通い、何が何でも運転できるようにならねば、せっかくの運転免許証が宝の持ち腐れと言うもの。
子供も生まれ、これから外出の機会も増えるでしょうし、そろそろ重い腰を上げる頃かなと考えているところです。
小さなことからコツコツと。
まずは主人の車のエンジンをかけることを第一の目標として掲げておこうと思います。

免許取りたての不安要素

車線変更をする時に免許取りたての私はすごくドキドキします。
レベルが高すぎて、車線変更できずにそのまままっすぐ進み、後でUターンしたこともあるほどです。
まわりの車がスムーズにしているのを見て羨ましくさえ思います。

一回、ウインカーを出したにもかかわらず、入りたい車線に割り込めずに諦めたこともありました。
また、一番大変なのが、高速道路です。
車線変更をたくさんしなければならい高速道路の場合、私はかなり必死で運転しています。
もう周りを見ることに集中していて、前を見ることを忘れているのでは?と自分でも思うほどです。
そして高速道路は車線変更できないと、降りられなかったり、行きたい方向に行けずに遠回りしたりするなんてこともあります。
恐ろしいことに私は高速道路で何度かこの体験をしました。
こんな私に高速道路を運転させる助手席に乗った友人を責めたくなるほどでした。
いや、もとはと言えば、こんな私にしっかりと免許証を発行してくれる方を責めるべきなのかはわかりませんが、本当に自分でも公道を走るのが怖くなります。
それでも、少しずつ慣れてきてどうにか車線変更をできるようになってきました。
バックミラーで後方確認、イケル!と思った瞬間、ウインカーを出して周りの車に威嚇…いや、譲ってほしくて合図を出し、2輪車が来ないかもう一度サイドミラー、バックミラー、目視をして、いざ!という私。
こんな私なので、気がついた時にはもうさっきまで遠くにいたはずの後ろの車が私の車の横にいて、はっとする時があります。
もうしばらく修行が必要です。
そして、その修業を公道で行うしかない私は毎回寿命が縮まるほどドキドキするしかなさそうです。

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